新潟妖怪研究所について

妖怪とは何でしょうか?
時には恐ろしく、時には懐かしい存在。

酒吞童子やヤサブロバサの話は、誇るべき新潟の文化です。
その「妖怪」が、どんどん生活から離れて、物語の中に閉じ込められてしまっています。
それはどうしてでしょうか? ちょっと考えてみました。

まず、妖怪を伝えてきたものは何なのでしょうか?


誰かが「見た」、あるいは「感じた」妖怪を、たくさんの人が伝えていきます。

その背景には、共通した「自然・歴史」環境。そして「想像力」があります。
そして複数の人が言い伝えてきた「妖怪」は、
その土地の「景観・町並」の保存により、歴史と共に伝えられていきます。
それは年長者から年少者へと語り伝えられますが、この異なったジェネレーションの交流がなくなると途絶えてしまいます。
景観や町並、そして歴史が誇りと共に伝えられない地では、妖怪は絶滅状態に陥ります。

文化と妖怪。それは同じ末路をたどるのではないでしょうか。

新潟妖怪研究所の設立目的

「妖怪」は、学べば学ぶほど奥が深いもので、「ここまで」という限度がありません。
そのために、つい次から次へと引きずられて、私自身、「妖怪」について、
「こうだ!」と自信を持って話すことができません。

「妖怪」はとても魅力があるので、妖怪ファンの方もたくさんおられます。
妖怪で町おこしをしている地域も全国にたくさんあります。
新潟県内でも、妖怪関連の祭りが人気を博していたりします。

ところが、新潟県は全国の妖怪マップの「穴」になっています。

新潟県民俗学会発行の「高志路」にも妖怪関連の記事はあり、
妖怪研究自体は後進県ではないのですが、
これはアピールの仕方に問題があると考え、
「新潟妖怪研究所」の名称を考えました。

新潟妖怪研究所のホームページはこちら

にいがたのようかい わーくわくっ

〒951-8063 新潟市中央区古町通4番町563番地 考古堂内

Tel 025-229-4058/Mail:niigata.youkai@gmail.com
営業時間:10時〜18時 定休日:日曜、祝日、年末年始

※この活動は新潟市上古町商店街振興組合の取り組みではありません